今年もよろしくお願いいたします。

2021年01月04日 18:13

こんばんは!飯生音楽教室の講師、飯生優子です。
とうとう2021年が始まりました。
昨年、熱心に通ってくださった生徒の皆さん、そして、少しでも興味を持って、体験レッスンにお越しくださった皆さん。子どもの生徒さんにおかれましては、保護者の皆さんにも多大なご協力をいただき、心から感謝しております。

1年間を振り返って、お子さんの成長を実感できた方も多くいらっしゃると思います。
家族ですと、日々一緒にいる時間が長い分、小さな成長は見逃してしまうこともあると思います。
多くのことは『いつのまにかできるようになっていた』ということが殆どではないでしょうか。

まだ赤ちゃんの頃は、『笑った!』『寝返りを打った!』『しゃべった!』『立った!』などなど、日々大スクープ!のようなわかりやすい成長が多いと思いますが、年齢を重ねるごとに、多くのことが『出来て当たり前』となっていくのですから、人生は修行のようですね(;^ω^)

その点、私は週一回、時にはそれ以上の間をあけて生徒さんたちとお会いするので、目に見えて成長を感じることが多々あります。

それは音楽的技術だけでなく、表情や言葉一つとっても、すべての子どもが毎回成長しているという発見があります。これは、私にとっても大変うれしいことで、ご家庭や学校、取り巻くすべての環境から、自ずと様々なことを吸収して、細胞分裂もものすごい勢いで進んで成長していくのです。


さて、前回、ポジティブなものの捉え方ということを書きました。
といっても、何十年もの人生の偶然が重なって、今の私があるため、とてもすべては書ききれませんが、いくつかの大きなきっかけを書きます。


もともと、私は幼少期に父が家を出たことで、ずっと母子家庭に育ちました。
父はまだ生きていますし、小さかった頃は時々会うこともありましたが、いずれ会う機会も減り、私が舞台に立つようになって、最近になってようやく連絡をたまに取るようになったといった感じです。
なので、私にとっての音楽は、『心を癒し、寄り添ってくれるもの』であると同時に、『人と人とを繋ぐもの』でもあると考えています。

クラシック音楽を勉強していく中で、西洋の歴史と文化は切り離せないのですが、とくにオペラが最初に生まれたイタリアの話をしますと、バチカン市国というカトリックの総本山があるほど、イタリアはキリスト教と密接な文化があります。そんなオペラの歌詞には『O Dio!』(ああ!神様!)という言葉が、しょっちゅう出てきます。身に起こる不幸なこと、それは神から与えられた試練ととらえていたからです。

イタリアはスリや物乞いのジプシーが多いことでも有名ですね(;'∀')
ただ、昔イタリアに行ったときに、ガイドさんから聞いた話ですが、やはりキリスト教の影響で「隣人を愛する」「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出す」という聖書の教えから、厳しく取り締まったり追い出したり、ということには消極的な部分があるといったことを教えてもらいました。

ものごとにはいい面も悪い面もありますので(前回書いたevery cloud has a silver liningがまさにそれですね)、このイタリア独特の価値観が全て良いと断言するつもりはありませんが、比べてみると、日本は何か不快なことがあったときに、つい自分ばかりを責めてしまったり、逆に相手ばかりを責め立てたり、白か黒かをはっきりしないと腹の虫が収まらない、というようなことが多いのではないでしょうか。

ましてや芸能人の家庭の問題をネットで袋叩きにしたり、、、なのに税金の不正使用には無関心であったり、、、とても不思議ですね(;^ω^)

イタリア人がいつも明るく大きな声で陽気にお喋りしているのは、悪いことがあっても、それは神様のせい笑(与えられた試練だからね~)、ということと、聖書から学んだ慈悲の心、が大きく関係しているのではないかと思っています。

そんなオペラを歌うことにどっぷりと浸かり、チェコに何度も行き、西洋人特有の寛大さや前向きさに触れているうちに、幼少期から家庭環境への不安や不満で一杯だったネガティブの塊の私は、次第に心がほぐされ、ポジティブな考え方にシフトしていきました。

英会話を学んだ関係で、海外の友達も多いです。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ポーランド、チェコ、スイス、イギリス、イラン、フィリピン、などなど、、、

みな、寛大で、ユーモアがあって、多少のいい加減(良い加減)さもあり、相手を尊重することも忘れない。
自分や誰かを責めるということもめったに見たことがありません。でも、家族や友人をとても大切にします。

もちろん、人種差別や民族同士の対立など、世界には様々な問題もあります。
が、それを、愛、教育、文化、様々な方法をもって、解決してほしいと、綺麗ごとと言われようが、信じて行動していきたいと思うのです。

完璧な人間はいません。短所は長所にもなり、長所も短所になりうることもあります。
私自身がまさにそうです。

人間がどのように育ち、人格が形成されていくか、まず自分自身の生い立ちを観察してみましょう。
そこに成長のヒントはたくさん散らばっています。
子育てのヒントにもなるでしょう。
大人なら、自分自身をさらに大きくさせることができると思います。

人間は死ぬまで成長を続ける。私が尊敬する心理臨床の先生の言葉です。

こんなにポジティブな言葉があるでしょうか(*^-^*)

私も常にこの言葉を胸に指導に当たっています。

人々を不安にさせる様々なことが世の中には溢れていますが、どうかそこに飲み込まれることなく、2021年も、笑顔で前向きな一年が、すべての皆さんを包み込んでいきますように。。。

どうぞこの一年もよろしくお願いいたします。





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